私の中の永遠のアイドル(猫ドル?)について
最近は20℃を少し上回る位の気温で、涼しい日々です。
ススキの穂がサワサワと風に揺れています。
近くの草むらから虫の声もちらほら聞こえてくるようになりました。
季節は確実に秋へと移り変わろうとしています。
今日は私の中の永遠のアイドル(猫ドル?)について。
私は以前、18年ほど茶トラの猫と生活していました。
そして、その猫がいなくなってからは、猫は飼わないようになりました。
私にとって、その猫は唯一無二の存在で、他の猫を飼う気にはなれなかったのです。
お別れが辛すぎたので、猫を飼うのはもういい、と思ったのもあります。
でも猫好きに変わりはありませんから、猫とふれあいたい気持ちは常にありました。
猫とふれあえる場所といえば、猫カフェ。
ただ、実際に行ってみようとは余り思えずにいました。
そんな心境に変化が起きたのが約一年前の事です。
無性に猫カフェに行ってみたくなりました。
色々調べて、一番近くて行きやすそうだった猫カフェ1軒目へ。
ハズレ… でした。(私にとってはね)
みんなそっぽを向いて、冷たい雰囲気が部屋全体に…。
接客に疲れちゃってるかなぁ…。
気を取り直して、後日、別の猫カフェ2軒目へ。
そこで運命の出会い?…がありました。
はじめて訪れた私の所に、ご挨拶に来てくれた猫さんがいました。
それが縞三毛猫の栗ちゃんでした。
「そばに来てくれたの?ありがとう。」
そう言って、少しなでなでさせてもらいました。
正直、とってもうれしかったです。
それ以来、栗ちゃん会いたさに、その猫カフェへ足を運ぶようになりました。
そんなに頻繁には行けなくて、結局10回にも満たない回数だったと思います。
栗ちゃんはとても賢いというのか、接客を心得ていて、ぐっすり寝ている時以外は、お客さんが来ると、すぐにそばへ寄ってきて挨拶してくれるんですよね。
みんなにとても愛されているネコさんでしたが、
この春、猫カフェを卒業していきました。
卒業を間近に控え、私はお別れをしに、栗ちゃんに会いに行きました。
ドアを開けて入っていくと、いつものようにすぐに寄って来てくれました。
おやつタイムの時は、私の方をめがけてスタスタ歩いて来てくれて、嬉しかったなー。
おやつタイムが終わり、くつろいで眠りについた栗ちゃんに、
「栗ちゃん、ありがとうね。」と声をかけ、栗ちゃんの頭をそっと撫でて、猫カフェを後にしました。
栗ちゃんの幸せを思えば、卒業するのは喜ばしい事に違いないのですが、
やっぱりとても寂しくて、栗ちゃんにもう会えないんだなぁ…と考えるたびに泣けてきます。(涙…)
こうして私の中の「栗ちゃん」は、永遠に手の届かないアイドル(猫ドル?)となりました。
元気でね。幸せにね、栗ちゃん!!!
追記
18年一緒に暮らした茶トラの猫さんは、私にとってアイドルとは違う、共に人生を歩んだ大事なパートナーだったと思います。
楽しかった幸せな思い出・闘病の思い出…大事な存在を失った悲しみのベールに覆われ、心の奥底に静かに沈潜しています。
今日の一枚
栗ちゃんにお別れをしに行った日、猫カフェで買った絵はがき。